ハイエースで車中泊をする人なら一度は考える「ベッド問題」。
快適に寝たい。でも荷物も積みたい。
この2つを同時に満たすのは、思っている以上に難しい。
市販キットも存在するが、
「高さが合わない」「収納が足りない」「無駄に高い」など、
どこかで妥協が必要になる。
ならば、自分で作るしかない。
今回は、収納力と快適性を両立させた
ハイエース用オリジナルベッドを製作した。
・まずは完成形から
これが今回製作したベッド。
フルフラットで大人2人がしっかり寝られる。
そしてその下には、大容量の収納スペース。
見た目も含めて、かなり完成度は高い。
正直、市販品を超えていると言ってもいい。
・全体構造の考え方
まずは構造の全体像。
セカンドシート後方にベッドを配置し、
床面を最大限活用するレイアウトとしている。
▼ ポイントは以下の3つ
- フルフラット構造
- ベッド下の完全収納化
- 高さバランスの最適化
この3つを成立させることが今回のテーマである。
・フレーム設計|強度と軽量のバランス
フレームはアルミ構造で設計。
軽量でありながら、しっかりと荷重を受けられる構造とした。
特に重要なのがこのL字構造。
横方向の荷重を逃がすことで、
ベッドとしての剛性を確保している。
大人2人で使用する前提のため、
見た目以上に「強度」は重要な要素となる。
・フレーム製作|実際の組み立て
アルミフレームを組み上げていく工程。
規格材を使用しているため、再現性は高い。
車内に設置するとこのような状態。
中央は空間を確保し、収納スペースとして活用する。
この時点で、すでに使いやすさの差が出る。
・固定方法|純正を活かす
固定には純正の固定ポイントを使用。
アイボルトでしっかり固定することで、
安全性と取り外しやすさを両立している。
加工を最小限に抑えられるのも大きなメリット。
・天板製作|フィット感が全て
天板はコンパネをベースに製作。
車内形状に合わせてカットし、
隙間なくフィットさせる。
設置するとこの通り。
ここまで来ると、ベッドとしての形が見えてくる。
・マット構造|寝心地を決める核心
マットは以下の構成。
▼ マットレス構成スペック
- 土台:高剛性コンパネ
- メイン:チップクッション(40mm)
- 仕上げ:チップクッション(10mm)
この組み合わせにより、
硬すぎず柔らかすぎない絶妙な寝心地を実現している。
車内形状に合わせて細かく調整。
ここを適当にやると、全体の完成度が落ちる。
表皮はレザー調で仕上げ。
見た目と耐久性の両立を狙った。
・分割構造|使い方は自由
マットは分割構造。
- 左
- 右
- センター(3分割)
これにより、
- 片側だけベッド
- 荷物優先レイアウト
- フルフラット展開
といった使い分けが可能になる。
・実際に使ってみた感想
結論から言う。
これはかなり良い。
- 大人2人でも余裕で寝れる
- 収納がとにかく便利
- 見た目の満足感が高い
特に収納。
ベッド下にすべてまとめられるため、
車内が一気に整理される。
そして何より、
「ちゃんと寝れる」こと。
これは車中泊において最重要である。
・まとめ
今回製作したベッドは、
- 収納力
- 快適性
- 実用性
この3つを高いレベルで成立させている。
市販品ではなかなかここまでのバランスは出せない。
だからこそDIYの価値がある。
ハイエースで車中泊を考えているなら、この構造はかなりおすすめできる。
